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受託候補者に吉原JVを特定 総合運動公園屋内走路

 公募型プロポーザル方式で「宮崎県総合運動公園屋内走路建設事業」ので事業者選定手続きを進めていた宮崎県は、受託候補者に吉原建設・岩切設計・アート総合設計共同企業体を特定した。総合運動公園に整備する屋内走路に関して、実施設計、建築工事・電気設備工事・機械設備工事、工事監理、各種申請手続きを一括発注する。

 当該事業では、国民スポーツ大会に向けた競技力向上のための強化練習等の拠点施設であり、スポーツランドみやざきの全県展開のための合宿誘致等の重点施設でもある総合運動公園に屋内走路を建設し、施設機能の強化や利用者の利便性の向上を図る。

 要求水準書によると、建物面積は1800m2程度。室内高は平均4m程度、棒高跳び部は6・5m程度、フィールド広さは140m×12・5m程度を確保する。事業者は、施設整備に係る①実施設計(建築・電気設備・機械設備)②建築工事・電気設備工事・機械設備工事③工事監理(建築・電気設備・機械設備)④各種申請―を行う。

 事業の実施にあたり、民間事業者が有する高度な創造性や技術力、ノウハウ等を活用することにより、高品質かつ工期短縮及びトータルコスト縮減等を図るため、実施設計・施工を一括して発注する方式を採用。事業者の選定に際しては、技術提案内容や提案価格等により総合的に審査・評価する公募型プロポーザル方式を適用した。

 プロポーザルでは、宮崎県内に本社・支社・営業所等を有し、建築一式工事の特A級に格付けされていることや、建築士法に規定する建築士事務所の登録を受けていることなどを要件として、単体企業や共同企業体から企画提案を求め、施設の配置計画、安全性・耐久性、地産地消、施設機能などを評価して、受託候補者を特定した。

 契約期間は2024年1月31日まで。税込の契約上限額は3億7600万円としている。今月下旬に契約を締結する予定。