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西都原古墳群で桜の手入れ 西都市の庭師二十日会

      

▲写真は作業の模様

 西都市内の造園関係者でつくる庭師二十日会(竹内勝彦会長)は、1月20日に特別史跡公園西都原古墳群で2022年度の地域貢献活動を実施した。参加した会員が、日頃の業務で培った技術を生かし、敷地内に植樹されている桜の木の手入れに取り組んだ。

 庭師二十日会の地域貢献活動は、県内外から訪れる施設利用者に、安全・安心に花木の鑑賞等を楽しんでもらおうと、西都市の要望を踏まえて毎年実施しているもの。

 開始式に駆け付けた西都市の橋田和実市長は、県内有数の景勝地である西都原古墳群に於いて、例年この時期だけでなく、宮崎県県土整備部のOB職員でつくる全建緑陽会とともに、桜の植樹活動にも取り組んでいることに言及し、感謝の意を示した。

 大寒の厳しい寒さの中で行われた作業では、修学旅行生や観光客などが利用する大型バスが往来する際に妨げとなっている、車道にはみ出した桜の木の枝の撤去のほか、てんぐ巣病を発症した枯れ枝の除去を行い、切り口を保護するゆ合剤を塗り込んだ。

 竹内会長は、新型コロナウイルス感染症への社会的な対応の変化に伴い、今年はある程度の観光客が見込めることを踏まえ、「訪れる多くの人達に、綺麗に開花した桜や菜の花を楽しんでもらえるよう、今後も活動を継続していきたい」と意気込みを語った。