国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所は12月20日、道の駅としての防災機能を強化し、地域の更なる安全・安心の拠点とするため、道の駅「日向」の第1駐車場内に整備を進めていた「防災トイレ」が完成したと発表した。4基分の便そうを地下に埋設し、近隣住民と車利用者の約300人が使用できるという。
道の駅「日向」は、日向市街地から南へ8㎞の国道10号線沿いに位置。休憩や情報発信、地域連携機能の役割を果たし、日向市の受援拠点として位置付けられている。
第1駐車場内に整備した防災トイレは、災害避難所などトイレが無い場所やトイレが不足する場所に一時的に設置する組立型のトイレ。便そうは、地下に埋設されているため、通常時はマンホールの蓋にしか見えない。使用時には、便そうの上部に簡易テントとトイレを設置し、使用しない時はコンパクトに収納できる。
2016年の熊本地震では、「すぐに使用を開始でき、段差がなく、貴重な洋式トイレとして快適に使用できた」などの意見が寄せられていた。