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来年2月から電子入札、当面は紙入札併用 椎葉村

 椎葉村は、入札事務手続きの効率化等を目的として、村が発注する建設工事や業務委託を対象に、2023年2月から電子入札を導入する。電子入札を導入している他の自治体と同様に、宮崎県の電子入札システムを共同運用する。2月1日以降の入札から適用するが、当面の間は紙入札も併用し、順次、電子入札に本格移行する。

 椎葉村が導入する電子入札システムは、国土交通省が推奨・使用する「電子入札コアシステム」を基本として開発したシステムで、宮崎県と共同運用する。既に、宮崎市や都城市、延岡市、小林市、えびの市が全部または一部の案件で利用しており、10月から日南市、11月からは日向市が一部の案件でシステムの利用を開始した。

 電子入札の対象となるのは、村が指名競争で発注する、原則として全ての建設工事と工事に関連する業務委託など。23年2月以降、従来の紙入札方式から電子入札方式に切り替えるが、当面の間は紙入札も併用する。なお、状況に応じて電子入札の対象外となる場合がある。

 電子入札の参加者が準備する機器等は、電子入札コアシステムに対応したパソコンや電子認証局のICカード、ICカードリーダーなど。すでに、宮崎県の電子入札システムに参加している事業者は、県の電子入札で使用している機器を、そのまま椎葉村の電子入札で利用できるが、事前に椎葉村への利用者登録が必要となる。

 はじめて電子入札を利用する事業者は、パソコンなどの機器やインターネットの利用環境の準備、電子入札コアシステム対応認証局が発行するICカードおよびICカードリーダーの購入、ICカードリーダーのセットアップといった環境設定を行い、村への利用開始申請と電子入札システム上での利用者登録が必要となる。

 電子入札システムの概要や利用までの流れ、利用者登録の方法、電子入札に関する様式、操作マニュアル等は、ホームページ上のバナーから確認できる。問い合わせ先は、総務課財務グループ入札担当(電話0982-67-3201)。