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トライアル購入、紫外線LEDなど認定 宮崎県

 宮崎県は、トライアル購入事業者認定制度に基づく2022年度の認定製品に、レッドテック株式会社(宮崎市)の紫外線LEDや、県産スギを活用した宮崎県家具工業会(都城市)のテーブルなど、3事業者の4製品を認定した。県関係機関は、認定製品を随意契約で購入できるようになる。認定期限は25年度末まで。

 同制度では、県内の中小企業等が開発した▽既存製品と比べて新規性・先進性・独自性があると認められる▽社会的有用性が認められる▽県機関での購入が見込まれ、これまでに購入実績がない―などの要件を満たす製品を対象に、県の業務で活用が見込まれる場合に、認定事業者から随意契約で購入できるようにする。

 認定製品のうち、レッドテックの「紫外線UV-A LED」は、新型コロナウイルスの感染力を低減させる効果がある。宮崎大学の実験では、ウイルスの不活性化率が約99%であることが確認されている。販売されている紫外線LEDは、UV-C(空気清浄機タイプ)がほとんどであり、UV-Aを取り扱うメーカーは少ない。

 宮崎県家具工業会は、「丸太からつくる杉の家具」として、県産スギを100%使用した折りたたみ式の会議室用長机と多目的テーブルを製作した。調湿性に優れており、会議室のような大人数が集まる場面での使用に適している。二酸化炭素の吸収・固定により、ゼロカーボン社会実現への寄与も期待される。

 県ではこのほか、大声を出しても飛沫が前に飛びにくく、呼吸の妨げもない対面用エアロマスク(株式会社日本武道宮崎)も認定した。制度の概要や認定製品の一覧は、宮崎県のホームページで確認できる。