建設ネット企画画像 四角 四角

木造住宅耐震化促進、12月7日に研修会 宮崎県

 宮崎県は、12月7日に宮崎市内で「木造住宅の耐震化促進にかかる研修会及び現場見学会」を開催する。木造住宅の耐震化事業に取り組みたい者を対象に、耐震化に係る補助事業や診断方法を説明するほか、耐震改修工事中の住宅で現場見学を行う。受講料は無料。12月2日まで参加申し込みを受け付けている。

 県では、高い確率で発生が危惧される南海トラフ地震等による建築物の倒壊を未然に防止し、県民の生命や財産を守るため、市町村と連携して木造住宅の耐震化を推進している。こうした取り組みの一環として、今後、耐震化事業に取り組みたいと考えている者を対象とした研修会等を開催し、更なる耐震化の促進を図る。

 研修会及び現場見学会は、午前の部(9時開始)と午後の部(13時30分開始)に分けて開催。定員は午前・午後の部ともに20人とし、耐震診断・補強設計を行う建築士を10人程度、耐震改修工事を行う工務店や建設会社を10人程度とする。受講に際しては、宮崎県木造住宅耐震診断士登録証の保有の有無は問わない。

 県庁9号館933号室で行う研修会では、木造住宅耐震化事業補助金や補助事業の流れについて、県の担当者が説明。その後、県内で木造住宅の耐震化事業に取り組んでいる事業者が、研修建築物の概要説明や診断方法、耐震診断の準備について説明するとともに、耐震化事業を始めたきっかけや経験談などを紹介する。

 耐震改修工事中の住宅(宮崎市江南)で行う現場見学会では、診断と改修の2つのグループに分かれて、屋根裏床下から筋交い確認や外周から劣化状況の確認、改修箇所の説明、改修箇所や養生の見学、当日の現場終了後の対応などを学ぶ。最後に、研修会の会場に再度移動して、診断結果報告のポイントについて説明する。

 参加希望者は、11月10日頃に県のホームページで公開する専用サイト(県庁HPトップ>社会基盤>住まい・建物>耐震化対策)から申し込む。CPDは3単位を予定。研修会終了後には、研修会の講師や参加者を対象とした懇親会を開催する予定。先着20人程度で、時間は18時から。会費は3000円程度を予定する。

 問い合わせ先は、県土整備部建築住宅課建築指導担当(電話0985-26-7195、FAX 0985-20-5922)。

研修会の開催案内