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宮崎市内海地区の法面工事に着手 施工3社が安全祈願祭

      

▲写真は挨拶する日髙局長、祈願祭の模様

 旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)と株式会社松澤組(松澤芙美代表取締役社長)、吉原建設株式会社(吉原政秀代表取締役社長)の3社は、10月12日に宮崎市内海地区の法面工事の現場で安全祈願祭を開催した。発注者である宮崎県中部農林振興局の関係者や施工者の代表らが出席し、無事故・無災害の施工を祈願した。

 2021年9月に発生した台風14号で被災した宮崎市内海の土砂災害現場で、各社が法枠工を主体とする法面工事(施工面積1万5500m2程度)を1工区~3工区に分けて施工する。当該工事の事業費は9億3000万円程度で、工期はいずれも23年3月25日までを予定。全体事業費は18億9000万円程度を見込む。

 12日に現地で行われた安全祈願祭には、宮崎県中部農林振興局の日髙義幸局長ら県の関係者、施工を請け負う旭建設、松澤組、吉原建設の工事関係者が出席。祝詞奏上や清祓い、玉串奉奠を行い、無事故・無災害の工期内完工を祈願した。

 神事後に挨拶した日髙局長は、被災後に行った応急仮工事で二次災害を最小限に抑え、本格的な着工に至った経緯を説明。地域住民や関係機関等の協力に感謝の意を示す一方で、急斜面が広範囲におよぶ危険な現場であることを指摘し、「安全最優先で、ひとりの事故者もださないよう、安全作業に努めてもらいたい」と呼び掛けた。

 施工3者で構成する安全協議会の会長を務める手嶋勝昭氏(松澤組)は、「各社が互いに協力しながら、施工の進捗状況を共有し、安全かつ無事故で現場を完成させたい」と意気込みを語った。