延岡市は、今年度に発注する「妙田下水処理場№1最終沈殿池設備更新工事」の概要等を明らかにした。汚泥掻寄機2基(メイン・クロス各1基)の更新等を行うもので、事業費は1億8400万円を見込む。工事概要はホームページ等で公開し、市内居住者等を対象に10月11日まで意見を受け付ける。
2017年3月に策定した下水道事業経営戦略に基づき、延岡市は耐用年数を超過した下水道施設について計画的な更新を実施している。このうち、設置から42年が経過した妙田下水処理場(東浜砂町)№1最終沈殿池内の汚泥掻寄機は、耐用年数を超過し、老朽化が進んでいるため、設備の更新を行う。
工事内容は、▽汚泥掻寄機(メイン)機械設備N=1基▽汚泥掻寄機(クロス)機械設備N=1基▽終沈スカムスキマ機械設備N=2基▽終沈スカムスキマ現場操作盤電気設備N=1面ーを計画。市の発注見通し(7月時点)では、第2四半期に条件付一般競争で入札を行うとしている。工期は300日間。
設備の更新に伴う機器の見直し(SUSチェーン掻寄機→浮上型掻寄機)により、定期補修費を約50%、電気料金を約30%削減できる見込みだという。
《更新工事の概要》