建設業振興基金は2月17日、建設業の経営者や経営幹部らを集め、「第21回建設業経営者研修」を浜離宮建設プラザ(東京都)で開いた。冒頭であいさつした内田俊一理事長は「従業員と下請けに賃金や請負代金をしっかりと支払った上で利益を出す〝稼げる企業〟になるヒントをつかんでほしい」と呼び掛けた。
今回の研修では、「生き残るための建設業経営」をテーマに、原価管理、事業承継、人材育成について講演。地域経済研究所の阿座上洋吉理事長が「建設産業の動向と勝ち残る企業の条件」、小坂田建設の小坂田英明代表取締役が「倒産の危機からお金の管理と企業の見える化で事業再生、そして事業承継へ」、KMユナイテッドの竹延幸雄社長が「あきらめない採用・育成そして企業発展」と題して講演した。