建設ネット企画画像 四角 四角

まちづくりの基本指針定める 都農町第6次長期総合計画案

 都農町は、平成38年度を目標年度とする新たな「第6次都農町長期総合計画」の素案をまとめた。町を取り巻く時代の潮流を踏まえ、現状や課題を把握した上で、今後10年間のまちづくりの基本指針を定めたもの。素案は町のホームページ等で公開し、町内在住者や勤務者等を対象に2月28日まで意見を募集する。

 計画の中では、目指すべき町の将来像を「みんなが輝きみんなでつくろう安心と活力のまちつの」と設定。将来像の実現に向けて、①美しく快適・安全なまちづくり②幸せで健康に暮らせるまちづくり③豊かな人間性を育むまちづくり④産業の躍動するまちづくり⑤効率のよい開かれた行財政運営―に取り組む。

 このうち「美しく快適・安全なまちづくり」に関しては、農用地・森林・住宅地等の計画的な土地利用や広域幹線道路の整備促進、中心市街地活性化の推進、東九州自動車道都農ICの周辺整備、農村漁村の整備促進、上水道・簡易水道及び生活排水処理施設の整備、公園緑地や住宅・住環境の整備、防災基盤の整備などに取り組む。

 「幸せで健康に暮らせるまちづくり」に関しては、総合的な福祉や健康づくり体制の充実を推進。「豊かな人間性を育むまちづくり」に関しては、生涯学習基盤の確立と振興、生涯スポーツの充実、幼児・学校教育の充実などのほか、社会教育の推進に際して、生涯学習コミュニティセンターを建設することを目標に挙げた。

 「産業の躍動するまちづくり」に関しては、農林水産業や商業、工業、観光の振興に向けた各種施策を実施。「参画と協働が進むまちづくり」に関しては、広報及び広聴活動の充実、情報公開の推進等を図り、町民参加のまちづくりを積極的に展開するほか、効率的・効果的な行財政運営の推進に努めることとしている。