日向市は、２０２３・２４年度に於ける建設工事の入札参加資格審査基準の変更点を公表した。資格審査の社会貢献度による評価基準項目に「女性活躍推進法」や「次世代育成支援対策推進法に関する取組状況を追加するとともに、技術者の継続雇用状況で有資格技術者に「一級施工管理技士補」を追加する。
社会貢献度による評価基準項目では、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」の取組状況を追加。２２年４月１日から常時雇用する労働者数１０１人以上の事業主は行動計画の策定・公表が義務付られ、１００人以下は努力義務とされている。
２２年３月に策定した「第６次日向市男女共同参画プラン」で、公共調達を通じて、女性活躍推進法に基づく「一般事業主行動計画」を策定している事業者の優遇措置について検討するとしていることから、一般事業主行動計画を提出した場合に５点、基準適合一般事業主の認定(えるぼし認定)を受けた場合に５点をそれぞれ加点する。
同じく、常時雇用する労働者数１０１人以上の事業主に行動計画の策定・公表を義務付け、１００人以下は努力義務としている「次世代育成支援対策推進法」の取組状況に関しても、一般事業主行動計画の提出をした場合に５点、基準適合一般事業主の認定(くるみん認定)を取得した場合に５点をそれぞれ加点する。
また、２２年１０月３１日時点で、建設キャリアアップシステム(ＣＣＵＳ)に事業者として登録されている場合に５点を加点。公益財団法人宮崎県暴力追放センターが実施する不当要求防止責任者講習に関して、２２年１０月３１日時点で１年以上継続して在籍している職員(代表者等を含む)が受講した場合に、５点を加点する。
このほか、技術者の継続雇用状況において、有資格技術者に「一級施工管理技士補」を追加。土木一式で一級土木施工管理技士補及び一級建設機械施工管理技士補、建築一式で一級建築施工管理技士補、電気で一級電気工事施工管理技士補、管で一級管工事施工管理技士補の取得者が在籍している場合に、それぞれ３点を加点する。
建設工事の入札参加資格審査は、今年１１月に２３・２４年度(２箇年)の定期受付を行う予定でいる。
《日向市の発表資料》