宮崎市上下水道局は5月10日、指名競争で「富吉浄水場浄水池外更新実施設計業務委託」の入札を執行し、日水コンが5375万3280円で落札した。富吉浄水場内の塩素混和池や浄水池、送水ポンプ施設の更新に必要な詳細構造の設計と、工事費用を算出するための資料を作成する。履行期間は2023年3月17日まで。
富吉浄水場(大字富吉字上川久保5655番地1)の浄水能力は7万2500m3/日業務の対象施設は、▽塩素混和池(土木、電気)▽浄水池(土木、電気)▽送水ポンプ施設(建築、機械、電気)▽場内配管(土木)▽中央監視操作施設(電気一部改造)▽受配電施設(電気一部改造)▽簡易な場内整備(土木、電気)―とする。
計画では、既存設備と同程度の設備更新を想定。当該業務には、更新する既存施設の撤去設計を含む。既存施設を稼働させ、水処理を継続したまま、塩素混和池、浄水池、送水ポンプ施設を新設し、切り替えを行う設計とする。場内配管や中央監視操作施設、受配電施設、場内整備は、施設の更新に伴う一部改造を想定する。
既存施設の主な仕様は、浄水池2池(RC造、幅30m×長さ25m×深さ3・9m、有効水位3m、有効水量4500m3)、塩素混和池1池(RC造、幅5m×長さ10・6m×深さ2・7m)、送水ポンプ室①(RC造平屋375m2、横軸両吸込渦巻ポンプ4台)、送水ポンプ室②(RC造平屋100m2、横軸片吸込多段渦巻ポンプ2台)。
入札の指名業者は、日水コン、NJS、日本水工設計、東京設計事務所、オリジナル設計、建設技術研究所、ニュージェック、セントラルコンサルタントの8社。予定価格は6720万円、最低制限価格は5326万9440円だった。金額はいずれも税抜。