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会長に工藤勝利氏を選出 高千穂地区建設業協会

               

▲写真は挨拶する興梠会長、総会の模様

 高千穂地区建設業協会(興梠俊茂会長)は4月26日、高千穂建設会館で2022年度の通常総会を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで、21年度事業経過及び収支決算、22年度事業計画案及び収支予算案などの議案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、新会長に工藤勝利氏(工藤興業)を選出した。

 挨拶で興梠会長は、業界を取り巻く環境について言及。2年目を迎える防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策や、五ヶ瀬町と諸塚村を結ぶ国道503号飯干バイパスの新規事業化など、公共事業関係は安定的に推移している状況にあると説明した。

 その上で、強靱化のための継続した予算確保や健全で安定した経営基盤の確立、自然災害に対応するための人材の確保、中長期的な事業量の確保に向けて、関係団体との連携を強化しながら、国や県への要望活動や意見交換等に取り組む考えを示した。

 22年度の事業計画では、▽厳しい環境に対応する経営基盤の構築▽公共工事の予算額・工事量の確保と地元優先発注▽入札契約制度改革の推進▽建設業イメージアップ活動の推進▽研修受講機会の確保及び技術向上対策の促進▽公共事業の積算適正化の促進▽建設労働福祉対策の推進▽労働災害・交通事故防止対策の推進などに取り組むとした。

 例年、総会の場で行っている表彰式は、新型コロナ感染拡大防止の観点から中止し、会員企業から受賞者に伝達する。従業員表彰の受賞者は、興梠慎二氏(木田建設)、甲斐伸也氏(黒木建設)、織田徳幸氏(矢野興業)、佐藤毅氏(工藤興業)、飯干秀昭氏(冨高工業)、甲斐範秀氏(高千穂土木)。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=工藤勝利(工藤興業)
▽副会長=工藤哲二(同盟建設)、甲斐和幸(高千穂土木)
▽理事=奈須宏通(奈須建設)、甲斐友康(日之影建設)、工藤久則(工藤企興)、辻勢津也(五大建設)、永田鉄治(永田建設)、甲斐浩二(甲斐土木造園)
▽監事=栗原勇治(栗原建設)、飯干健一(飯干工業)。