▲写真は挨拶する藤元会長、総会、表彰式の模様
東諸地区建設業協会(藤元建二会長)は4月20日、東諸建設会館で2022年度「第73回通常総会」を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで、21年度事業及び決算報告、22年度事業計画案や予算案などの議案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員選任では、藤元建二氏を会長に再選した。
挨拶で藤元会長は、建設業が地域経済の活性化や雇用の受け皿としての役割を果たすとすとともに、災害から地域住民の生命や財産を守る重要な産業であることを強調。一方で、課題となっている若年層の入職者不足を踏まえ、ICT技術の活用やSDGsなどに取り組み、やりがいを実感できる職場づくりの必要性を訴えた。
来賓として招かれた宮崎県高岡土木事務所の永友教治所長は、豪雨や地震等の自然災害が発生した際の協会員の迅速な対応に感謝の意を示すとともに、県民の安心・安全を守るため、より一層の理解と協力を参加者に求めた。
議案審議では、21年度事業報告及び決算報告、剰余金の処分案、22年度事業計画案及び予算案、任期満了に伴う役員選任等について意見を交わし、いずれの議案も原案どおり承認。役員選任では、会長に藤元建二氏を再選したほか、22年度から副会長が2人体制となったことから、許斐泰將氏を再選し、中馬洋一氏を新任した。
22年度の事業計画では、公共工事の継続的拡大や地域企業育成型の充実・拡大促進、地域企業育成型と指名競争入札の適用範囲の拡大、公共工事の早期発注と平準化発注の促進、防災訓練を通じた災害対応力の強化、防災対策の推進を図るとした。
また、建設工事の担い手としてのコンプライアンスの徹底や企業倫理の確立、会員の加入促進による組織体制の強化、若年労働者を中心とした人材の確保・育成・定着化対策の推進、青年部の活性化及び活動支援、イメージアップの推進に取り組む。
総会では表彰式も行い、優良社員表彰を受賞した後藤博氏(藤元建設)と広瀬英明氏(前同)に対して、藤元会長から表彰状が贈られた。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=藤元建二(藤元建設)
▽副会長=許斐泰將(許斐建設)、中馬洋一(中馬建設)
▽理事=金子勝生(金子建設)、山﨑透(日栄建設)、井澤孝行(井沢建設)、栗巣景吉(栗巣土木)
▽監事=小倉雄二(小倉組)、髙橋信一(髙橋組)
▽事務局長=中山秀雄(東諸地区建設業協会)。