宮崎市に本社を置く株式会社矢野興業(矢野智久代表取締役)は、女性活躍推進法に基づく「えるぼし」の認定を取得した。えるぼし認定は、県内企業では6社目、県内建設業では初となる。認定日は2021年12月15日。3月8日に宮崎労働局で交付式を開催し、田中大介局長がえるぼしの認定通知書を手渡した。
えるぼしは、女性の活躍推進に向けた雇用環境や労働条件の整備に取り組むための一般事業主行動計画の策定・届出を行った企業のうち、一定の基準を満たし、女性の活躍状況が優良な企業を認定するもの。認定段階は、基準を満たした数に応じて3段階に分けられ、さらに、特に優良な事業主を「プラチナえるぼし」に認定する。
今回、二つ星のえるぼし認定を取得した矢野興業では、①労働者1人当たりの時間外労働及び休日労働の合計時間数の平均が、全ての月において45時間未満②管理職に占める女性労働者の割合(4.8%)が産業ごとの平均値以上(2.4%)③概ね30歳以上の女性を通常の労働者として採用―3項目で基準を満たした。
えるぼしの認定を受けた事業主は、厚生労働大臣が定める認定マークを商品や広告等に使用できるようになり、広く女性活躍推進企業であることをPRすることで、優秀な人材の確保や企業イメージの向上等に繋がることが期待できる。このほか、国や地方公共団体が行う公共調達で、加点評価の対象となる。