旭化成メディカル株式会社(住吉修吾代表取締役社長、東京都千代田区)は2月16日、ウイルス除去フィルター「プラノバ」及び「プラノバBioEX」の需要急増に対応し、供給体制を強化するため、延岡市に新たな組立工場を建設すると発表した。
同社は1989年に世界で初めて、生物学的製剤からウイルスを除去するプラノバを開発。ウイルスろ過業界のリーダーとして確固たる地位を形成するとともに、2009年にはプラノバBioEXを開発し、生物学的製剤の安全性向上に貢献している。
新型コロナウイルス感染症への対応を背景に、製薬会社における新薬の開発および商業生産化へのニーズが急速に高まり、物学的製剤の生産に必要なウイルス除去フィルターの需要が急増していることから、新たに組立工場を建設することを決定した。
新工場では、自動化やデジタル・トランスフォーメーション(DX)を最大限に活用し、品質と生産効率を大幅に向上させるスマートファクトリーを実現する。計画によると、2022年度第2四半期に起工し、23年度中の竣工を予定している。