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創業70周年で市町村に寄附金 宮崎市の米良電機産業

         

▲写真は贈呈式の模様

 電設資材卸売業の米良電機産業株式会社(米良充典代表取締役社長、本社=宮崎市)は、創業70周年を記念して、県内の各市町村に寄附金70万円を贈った。1月28日に宮崎市内で行われた贈呈式には、市町村を代表して宮崎県市長会の戸敷正会長、宮崎県町村会の黒木定藏会長が出席し、米良社長が戸敷会長に目録を手渡し、黒木会長から米良社長に感謝状が贈られた。

 米良企業グループの中核を担う同社は、1952年に米良充次個人商店として創業。55年4月に有限会社米良電気店に法人化し、67年5月には県内初の配電盤工場・有限会社共立パネル製作所を設置した。68年11月に本社社屋を宮崎市別府町の現在地に新築、72年8月に組織を米良電機産業株式会社に変更した。

 これまでに福岡支店(福岡市)、西営業所(宮崎市)、高鍋営業所(高鍋町)、延岡営業所(延岡市)、高千穂営業所(高千穂町)、日向営業所(日向市)、日南営業所(日南市)、都城営業所(都城市)、西諸営業所(小林市)をそれぞれ開設。グループ企業に(株)共立電機製作所や(株)共立電照、さくら電機産業(株)、(株)くまもと電設資材がある。

 同社では「確かな技術で地域に貢献し、お客様と共に成長する企業」を目指し、顧客のニーズに応じた事業を展開するとともに、社内の人材育成や福利厚生の充実にも注力。また、災害時の義援金や自治体への照明設備の寄附のほか、宮崎大学に産学官金の連携交流のための施設を整備するなど、地域貢献活動にも積極的に取り組む。

 28日に行われた贈呈式で米良社長は、今回の寄附がこれまで同社を支えてくれた地域に対する恩返しであることを強調。「コロナ対策や子ども達への教育など、各市町村で行う様々な事業に役立ててもらえれば」と話した。