▲写真は見学会の模様
矢野興業・村田建設・金本組特定建設共同企業体が施工する宮崎市花見工業団地内の造成工事の現場で、11月25日にICT活用工事の現場見学会が開かれた。見学会には、市内官庁の建設技術関係者約30人が参加。現場では現在、ICT建機を活用した施工が進められており、ICT施工の流れなどについて理解を深めた。
今回の現場は、宮崎市土地開発公社が発注した「宮崎市第2花見工業団地造成事業」。既設の花見工業団地の北西側に第2花見工業団地を整備するにあたり、敷地の造成工事や整地工事、道路工事、法面工事等を施工する。工期は2024年12月27日まで。
25日に現地で行われた見学会では、施工担当者が軟弱地盤改良工事の進捗状況、造成工事の進め方や一連の流れについて説明。また、スマートフォンを活用した電子小黒板の解説、ドローンのデモンストレーション飛行の見学、マシンコントロールを搭載したICT建機の特徴や施工事例等に関する講習が行われた。
このほか、ICTの工程各所で使用するレーザースキャナー計測器の説明、実際に現場で稼働しているICT建機の試乗体験も行われ、参加者はICT施工に関する理解を深めた。今回のICT見学会の開催にあたり、▽キャタピラー九州▽福井コンピュータ▽ユタカ工業▽大坪計量器店ーが参加協力した。