▲写真は作業の模様
宮崎県県土整備部の技術系OB職員でつくる全建緑陽会(大田原宣治会長)は12月2日、西都市の県道西都原古墳線で2021年度のボランティア活動を実施した。作業には、庭師二十日会(竹内勝彦会長)のメンバーを含む30人が参加。県道沿線の八重桜の枯死に伴い、桜並木の再生を願いながら植樹を行った。
全建緑陽会は、本県の建設技術向上や事業推進等に資することを目的に設立された団体。県内各地で除草や清掃、道路・河川美化、植樹等のボランティアを展開している。18年度には宮崎県の「災害復旧エキスパート制度」の活動団体にも認定され、台風や豪雨で被災した県内市町村の災害復旧を支援している。
作業当日、全建緑陽会と西都市内の造園業者でつくる庭師二十日会の会員が西都原公園近くの駐車場に集合。かつて咲き誇った県道沿いの八重桜が枯死してしまったことから、桜並木を復活させるため、庭師二十日会の指導・協力のもと、八重桜4本、陽光桜4本、河津桜4本の計12本の植樹作業に汗を流した。
大田原会長は、「限られた予算の中での活動ではあるが、多くの方々に協力していただき感謝している」と話すとともに、今後もボランティアとして、同地区で継続的に桜の植樹を予定していることを説明。「植樹した桜を含めて、公園内が再び花で満ちあふれ、訪れる多くの方々に喜んでもらえれば」と期待を込めた。