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建設業を知って、子ども達に下敷き配布 宮崎建協青年部

          

▲作成した下敷き

 県内11地区の建設業協会青年部で組織する宮崎県建設業協会青年部連合会(川口隆二部会長)は、子ども達に建設業の魅力や役割を知ってもらうため、建設業の役割や現場で活躍する建設機械等を紹介する下敷きを作成した。各地区にそれぞれ100部程度を配布し、土木の日に子ども達に配布するなどして活用してもらう。

 少子高齢化を背景とした若年層の建設業離れや現従事者の高齢化に伴い、中長期的な担い手の確保及び育成は建設業の喫緊の課題となっている。このため、青年部連合会では2018年度に、各支部の青年部長で組織する魅力発信事業委員会と広報委員会を設置。10年度にはプロモーション動画とリーフレットを作成した。

 今回、新たに作成した下敷きは、表面に一人前の技術者を目指すジャンケン双六を掲載。ジャンケンで勝った手に応じて、県内の景勝地を北から南に進みながら、隔マスに記載された光波測量計を使った現場測量、トンネル・橋梁・高速道路・堤防工事の内容、災害発生時の緊急対応、ドローンの活用などに学んでもらう。

 裏面には、ブルドーザーやクレーン車、ダンプカー、生コンクリート車、ロードローラー(タイヤローラー)、パワーショベル(バックホー)、高所作業車、ドローン、光波測量計のイラストと、それぞれの建機及び機器の説明を掲載。建設業が現場や経営を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)を支援していることも記載した。

 川口部会長は、「子ども達が身近に使う下敷きに建設業の役割や機器の紹介を記載することで、楽しみながら建設業を学び、興味を持ってもらえれば」と話す。青年部連合会ではこのほか、過去に作成したプロモーション動画をベースに、SNS等で活用できる新たな動画の作成にも取り組んでいる。