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藤磯平トンネル、10月16日に供用開始 宮崎県

 宮崎県が災害関連事業として整備を進めていた串間市市木地区の藤~磯平間を結ぶ国道448号藤工区「藤磯平トンネル」が完成し、10月16日13時から一般供用を開始する。当日は午前中に、関係者による神事や開通式典、通り初めを実施。約4年にわたって通行止めとなっていた当該区間の整備完了を祝う。

 国道448号藤工区に関しては、2017年6月の大雨で道路のひび割れや路面の変状、斜面の滑落が発生。当該工区の復旧に際して、トンネルによる災害関連事業の適用が認められたことから、県は事業費約42億円をかけて、全体延長(1140m)の約8割を占めるトンネル(886m)や接続道路の整備を進めていた。

 このうちトンネル部分の本体工事に関しては、終点となる串間市側を1工区(446m)、起点となる日南市側を2工区(440m)として18年12月に着工。20年8月に貫通し、このほど整備を完了した。1工区は吉原・富岡・永野特定建設工事共同企業体、2工区は旭・大和・五幸特定建設工事共同企業体が施工した。