宮崎県とNPO法人大淀川流域ネットワークが運営する「宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会」は、新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮し、2021年度の第2回研修会をオンラインで開催する。受講者は10月6日7時~8日21時に動画を視聴する。9月22日15時まで研修会の受講申し込みを受け付ける。
研修会は、河川や砂防に関係する行政及び企業の技術者が対象。多自然川づくりに関する全国トップクラスの研究者などを講師に招き、河川の水辺環境に関する知見や技術を習得する機会を提供するとともに、全国的な施策である多自然川づくりの理念やこれを地域に適用するための具体的な方法などを実践的に学ぶ。
今回は、南九州大学の平岡直樹教授が「河川景観分析の基礎と戦後の河川景観・利用形態の移り変わり」をテーマに、河川景観の特徴と景観分析を行う上での基礎的事項を紹介。河川景観の移り変わりと人物の変化から見える河川利用形態の変遷を確認するとともに、川づくりの設計・施工・維持管理での注意点を解説する。
宮崎大学の伊藤哲教授は「川づくりで考慮されるべき水辺生態系の機能の種類とその配置」をテーマに講演。水辺の生態系の機能は多岐にわたるが、実際に期待される機能や発揮できる機能は規模や流程によって異なるため、重視すべき機能の種類や配置、機能を発揮させるために施工段階で留意すべき事項等を解説する。
受講希望者は、参加申込書を電子メールで送付し、受講料金(3200円)を指定口座に振り込む。入金確認後、受講申込受付証を電子メールで返信する。講演の動画は、期間限定で特定の者しか閲覧できないように設定し、YouTube上で公開する。閲覧のためのURLを、事前に登録したメールアドレスに送付する。
受講者は、指定されたレポート様式に手書きで研修内容のレポートを作成し、10月12日まで(消印有効)に宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会へ郵送で提出する。パソコンで作成したものやコピーしたもの、FAXやメールでの提出は不可。新規で受講する者以外は、受講者カードの提出は不要とする。
詳細はホームページで確認できる。研修会に関する問い合わせ及び申し込み先は、宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会(NPO法人大淀川流域ネットワーク事務局内、〒880-0013宮崎市松橋1丁目36小松排水機場内、電話0985-78-2655、FAX0985-48-8233、メールmizube@oyodo-river.org)。
《研修会の開催案内》