▲写真は作業の模様
宮崎県防水工事業協同組合(平木泰英代表理事)は8月23日、宮崎市立広瀬北小学校と国富町立本庄中学校で2021年度の奉仕活動を行った。新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で、作業には組合に加盟する18社から54人が参加。災害発生時に地域の避難場所となる学校施設の点検・清掃作業に汗を流した。
地域社会に融和し、愛される組合であり続けるため、同組合では各地で地域貢献活動を展開。一方で、宮崎県や宮崎市と災害時の応急対策等に係る防災協定も締結している。こういった地域貢献活動の一環として、1997年から公共施設の点検・清掃作業に取り組んでおり、昨年度までに学校施設など63箇所で実施した。
作業当日、早朝から広瀬北小で行われた開始式で平木代表理事は「児童や保護者、学校関係者に喜んでもらえるよう、私たちの持つ技術を最大限に活かし、安全第一で作業にあたって」と呼び掛けた。来賓挨拶で宮崎市の戸敷正市長は、長年にわたる組合の献身的な活動や市政に対する理解と協力に感謝の意を示した。
開始式ではこのほか、広瀬北小の塩月貴校長、応援に駆け付けた衆議院議員の武井俊輔氏、組合顧問を務める宮崎市議会議員の一ノ瀨良尚氏が挨拶。武井議員は、近年、水による災害が頻発化・激甚化し、尊い人命や財産が失われていることを踏まえ、「水を治める」一翼を担う組合の役割や活動内容を伝えていく考えを示した。
作業では、校舎及び機械室の屋上で、ドレン周辺に生えた雑草を除去し、堆積していた土砂や落葉を撤去したほか、校舎及びプール周辺の側溝に堆積していた土砂をスコップで掻き出した。高所作業車や高圧洗浄機を使って、正門周辺や校舎外壁に付着した汚れを取り除いたほか、チェックリストに基づく施設の点検も行った。
昼休憩を挟み、午後からは本庄中学校で同様の作業を行った。奉仕活動の参加企業は次のとおり(順不同)=▽アイワ工業▽エイエフ工業▽さつき工業▽三愛工業▽三紘▽新和工業▽スイケン▽タイヨー▽ヒダカシーリング▽ファステム▽双葉工業▽宮崎シーリング▽宮崎日光工業▽ムトウ工業▽エフ・ティ・エス▽スギタ▽ニシイ▽福田商事。