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1級土木施工第2次検定合格へ 技士会が受験準備講習会

 宮崎県土木施工管理技士会は、2021年度1級土木施工管理技術検定に係る第2次検定の「受験準備講習会」を、9月2日~3日と9月9日~10日に宮崎県建設会館で開催する。4日間の集中講義で実力アップを図り、受講者全員の合格を目指す。第1次検定の合格者を対象に、8月27日まで受講申し込みを受け付ける。

 20年度1級土木施工管理技術検定の実地試験(第2次検定)では、受験者2万4204人のうち7499人が合格。合格率は31.0%で、前年度から14.3ポイント低下した。技士会主催の受験準備講習会では、第2次検定の記述問題に対する理解力を身に付けるため、問題演習や施工経験の記述演習、添削指導などを行う。

 講習会のカリキュラムは、▽1日目=建設副産物・土工▽2日目=品質管理・コンクリート・安全管理▽3日目=ガイダンス・施工計画・出来形・安全管理・環境保全(経験記述)▽4日目=品質管理・工程管理・建設副産物(経験記述)―など。

 講習会の開催時間は、いずれも9時から17時まで。指定図書代金(1級土木施工管理第2次検定問題解説集/地域開発研究所発行、定価3740円)を除く受講料は、正会員及び賛助会員が2万5000円、非会員が2万9000円。今年に行われた技士会の1級第1次検定受験準備講習を受講した者は1万5000円とする。

 受講者に対しては、これまでに経験した技術的課題と解決策を記載した題材を事前に用意してもらう。施工経験記述練習用紙に、▽施工計画▽品質管理▽出来形管理▽工程管理▽安全管理▽環境保全▽建設副産物―の中から1つのテーマを選び、9日~10日に行う施工経験技術指導の中で、記載内容の自己評価を行う。

 受講申し込みを行った者で、8月27日までに練習用紙をメールで提出した場合は、講師に添削を依頼する予定。添削は各自1件までとし、追加で提出する場合は、1件につき2000円を徴収する。

 講習会は、全国土木施工管理技士会連合会のCPDS認定プログラム。受講希望者は所定の申込用紙に必要事項を記入し、期間内にFAXで申し込む。詳細は宮崎県土木施工管理技士会のホームページで確認できる。問い合わせ及び申し込み先は事務局(電話0985-31-4696、FAX0985-31-4697)。

講習の開催案内