一般社団法人宮崎県測量設計業協会(西田靖会長)は7月28日、宮崎県立宮崎農業高等学校で2021年度の「測量講習会」を開催した。県央地区の会員企業14社に所属する技術者が同校を訪ね、環境工学科の1年生28人を対象に、実習を通じて正しい縦断測量・横断測量の手法などを指導した。
測量の意義や重要性に対する国民の理解・関心を高めるため、6月3日の「測量の日」に合わせて、全国各地で測量に関連するイベントが行われている。宮崎県測量設計業協会では、測量技術者としての資質の向上や勤労精神の育成などを目的に、高校生を対象とした技術指導に取り組んでいる。
新型コロナウイルス感染防止対策や熱中症対策を講じた上で、午前中に行われた外業実習では、各班に分かれて測量の手順を説明。器械マン・ミラーマン・電子平板に分かれて、敷地の計測を行った。昼食を挟み、午後から教室内で行われた内業実習では、計測したデータのCAD編集に取り組んだ。
真夏の日差しが照りつける中、参加した生徒は額に汗しながら、真剣な眼差しで懸命に技術及び知識の習得に取り組んだ。