宮崎県内に於ける産業廃棄物処理業の人材育成と技術力向上を図るため、一般社団法人宮崎県産業資源循環協会(田村努会長)は宮崎県の委託を受けて、一般財団法人日本環境衛生センターや公益社団法人全国産業資源循環連合会が主催する各種講習会等の受講費用と、これに要した旅費の半額を助成する。
対象となる研修等は、日本環境衛生センターが主催する「産業廃棄物等実務管理者講習会」「廃棄物処理施設技術管理者講習」「技術管理者等スキルアップセミナー」と、全国産業資源循環連合会が主催する産業廃棄物処理eラーニング講座。
実務管理者講習会は、排出事業者及び処理業者を対象に、廃棄物管理責任者に必要となる廃棄物処理法や法定実務・管理について学ぶ。開催日と会場は、7月20日と22年2月25日に福岡会場(日本環境衛生センター西日本支局)、9月29日に広島会場(RCC文化センター)。受講料は1万9800円。
処理施設技術管理者講習は、廃棄物処理施設の技術管理者となる者の資格要件を補完し、日本環境衛生センターがその能力を認定するもの。基礎・管理課程と管理課程があり、学歴や経験等の受講資格に応じて、いずれかの課程で▽ごみ処理施設▽中間処理施設▽焼却施設▽最終処分場―などの各コースを受講する。
技術管理者等スキルアップ研修会は、廃棄物処理に関する行政の動向や各施設の事例紹介、新技術の情報などを紹介する。対面研修は、11月10日~12日に福岡、12月1日~3日に岡山会場で開催。22年1月17日から、福岡会場の模様をオンデマンド配信するインターネット研修も行う。
一方、産業廃棄物処理eラーニング講座は、インターネット環境を利用して、適切な処理業務を遂行するために必要な知識や能力を習得する。講座の種類は、①収集運搬現場業務②中間処理現場業務③最終処分現場業務―の3コース。第1期を9月2日~30日、第2期を10月4日~29日に開講する。
各研修会や講習会、講座詳細は、日本環境衛生センター及び全国産業資源循環連合会のホームページで確認できる。費用助成に関する問い合わせ先は、宮崎県産業資源循環協会事務局(電話0985-26-6881、FAX0985-31-1703)。