伊藤忠商事株式会社(東京都港区と大阪ガス株式会社(大阪市中央区)、東京センチュリー株式会社(東京都千代田区)、株式会社東京エネシス(東京都中央区)の4社は、共同出資による事業運営会社「日向バイオマス発電株式会社」(本社~大阪市中央区)を設立し、日向市の細島工業団地にバイオマス発電所を建設すると発表した。
細島工業団地には、国の重要港湾に指定されている細島港が隣接しており、地元パートナーとともに細島港を活用した効率的な燃料輸送体制を構築するとともに、各社のバイオマス発電に関する知見を組み合わせることで、長期安定的な事業運営を目指す。
当該事業では、伊藤忠商事が木質ペレット、大阪ガスのグループ会社が国産木質チップの長期供給を行う。また、東京エネシスは発電所の運転・保守を担当し、大阪ガスの子会社と東京エネシスがオーナーズエンジニアリング業務を担当する。
バイオマス発電所の発電容量は50メガワット。施工とりまとめは、三菱パワー株式会社が担当する。発電所の建設および運転に要する資金の一部は、プロジェクトファイナンスで調達する。計画では、2024年11月の運転開始を予定している。