建設ネット企画画像 四角 四角

地域観光事業支援に約31億円 宮崎県の4月先決予算

 宮崎県は、一般会計補正額を44億5241万円とする2021年4月専決予算の概要を発表した。国の非正規雇用労働者等に対する緊急支援及び地域観光事業支援に係る経費について措置する。補正後の一般会計予算規模は6299億5741万円とる。

 補正予算では、生活福祉資金貸付金に10億8000万円を計上。新型コロナウイルス感染症による生活福祉資金の特例貸付の受付期間が、21年6月末まで延長されることとなったため、宮崎県社会福祉協議会に対して、貸付に必要な原資等を支援する。

 また、低所得のひとり親世帯生活支援特別給付金給付事業(町村分)には1億7711万円を計上。長期化する新型コロナウイルス感染症の影響を受けている低所得のひとり親世帯に対して、児童一人当たり5万円の生活支援特別給付金を支給する。

 地域の観光事業を支援するため、新規に取り組む県民県内旅行(ジモ・ミヤ・タビ)キャンペーン事業には31億9530万円を計上。国の支援事業等を活用し、県民向けの県内宿泊等割引や県内土産物店等で使用できるクーポンの付与を支援する。

 具体的には、宿泊等で1人あたり最大5000円を割り引くほか、土産店等で利用できるクーポン2000円を付与する。ただし、県内の感染状況区分が感染確認圏域(黄圏域)以下であること、県警報がレベル2以下であることを実施の条件とする。