▲写真は祈願祭の模様、新園舎の完成イメージ
宮崎市が建替事業を進める小戸保育所に関して、新園舎の建築主体工事を請け負う根井・山春・金丸特定建設工事共同企業体は4月3日、現地で安全祈願祭を執り行った。宮崎市の戸敷正市長や子ども未来部の野尻政嗣部長ら市の関係者、施工を請け負う各社の代表らが出席し、無事故の工期内完工を祈願した。
小戸保育所(宮崎市鶴島3丁目)は、未来を生きる子ども達の保育環境を向上させる保育の中核施設として、宮崎市が運営する公立保育所。既存施設は建設から46年が経過し、施設・設備の老朽化が進んでいる。多様な保育ニーズに対応し、将来にわたって質の高い保育を提供できるよう、園舎の建て替えを行う。
新たな園舎の規模はRC造2階建延べ1084m2。隣接する旧小戸母子生活支援施設の跡地に建て替える。建築主体工事は株式会社根井工務店、株式会社山春工務店、株式会社金丸建設で構成する特定建設工事共同企業体が担当し、設備工事は別途発注する。施設整備に係る基本・実施設計は岩切設計が担当した。
3日に現地で行われた安全祈願祭には、宮崎市や新施設の設計・施工に係る関係者が出席。手指の消毒やマスク着用など、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底したうえで、小戸神社の宮司が祝詞奏上や清祓いを行い、関係者による地鎮の義、玉串奉奠などを通じて、無事故・無災害の工期内完工を祈願した。
挨拶で戸敷市長は、施工する各社に対して「匠の技を十分に発揮し、未来を担う子ども達の将来に向けた拠点である保育所づくりに協力してもらいたい」と呼び掛けた。根井工務店の戸高時宏代表取締役は、「地域に迷惑をかけないよう、安全第一で施工にあたり、無事故・無災害での工期内完成を目指す」と話した。
新園舎は、2022年3月4日の完成、同年4月1日の供用開始を予定している。