▲表彰式の模様
宮崎県は６日、平成２８年度の「地域による学校支援推進にかかる県教育長表彰式」を宮崎市の県電ホールで開いた。地域による学校支援推進の取り組みに関して、永年にわたり顕著な功績が認められた一般社団法人宮崎県建築協会など５団体、個人６人に対して、四本孝教育長から表彰状が授与された。
学校や家庭、地域が連携・協力し、社会全体の教育力の向上に向けた取り組みの一層の推進を図ることが目的。学校や子どもたちの教育支援活動のうち、その内容が特に優れ、他の模範と認められるものに対し、その功績を称えて教育長が表彰する。
６日に行われた表彰式では、四本教育長が受賞者に選ばれた団体及び個人に表彰状を授与。「皆様の活動は地域の教育に関して重要な役割を果たしている」と受賞者の活動を称え、「これからも、宮崎の子供達のために様々な活動を通じてご支援いただきたい」と更なる支援及び協力を呼び掛けた。
団体部門で受賞した宮崎県建築協会は、県立宮崎工業高等学校が実施しているインターンシップの受け入れ先確保に尽力。現場での実習にあたっては、協力企業の発掘だけでなく、日程調整や実習内容の精査など、きめ細かく行き届いた配慮を行い、生徒が県内企業の実態を把握するなど、卒業後の県内就職の希望者増加にも繋がっている。
増田会長は「会員企業の協力の下、長年にわたり活動を続けられていることが何よりも良いことだと感じている。業界で人手不足が大きな課題とされている中、一人でも多くの生徒にインターンシップに参加してもらい、県内企業の雇用増加と人手不足の解消に繋げていきたい」と話した。