▲写真は挨拶する青年部の中城部長、交流会の模様
延岡電気工事業協同組合青年部(中城直範部長)は3月12日、県立延岡工業高等学校(安楽耕三校長)の生徒を対象とした学生交流会を開催した。同校の電気電子科2年生39人を対象に、青年部員がグループ討議で生徒と意見を交わし、電気工事業の魅力や将来の進路選択についてアドバイスした。
学生交流会は、進学及び就職を控える学生の不安や悩みについて意見を交わし、魅力ある電気工事業及び地元企業をPRすることで、安心して業界に入職してもらおうと、毎年開催しているもの。検温や手指の消毒、室内の換気、マスクの着用など、新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえで開催した。
開会式で挨拶した延岡電気工事業協同組合の片伯部剛副理事長は、「数年前まで建設産業は、3K(きつい・汚い・危険)といわれていたが、現在の電気工事業は『綺麗・キラキラ・かっこいい』というように変わってきている。頑張って勉強をして資格を取得し、地元の企業に就職してもらえれば嬉しい」と述べた。
グループディスカッションでは、生徒と青年部員が5つの班に分かれて意見を交換し、生徒達は電気工事業に対するイメージなどについて発言した。一方、青年部員は、仕事の内容や休暇・給与等を尋ねる生徒からの質問に丁寧に回答し、自身の経験を交えながら、将来の進路の選択についてアドバイスした。
各班の代表の生徒が、「働くうえで大切なのは礼儀。経験が必要で、失敗から学ぶこと」「臨機応変に対応できる力を身につける」「取れる資格を取っておく」「電気工事はやりがいのある仕事」「コミニュケーション能力が必要」などと発表。発表後にはDVDを鑑賞し、社会人になったあとの仲間同士の絆の大切さを学んだ。
青年部の中城部長は、「意見を交わすことで、少しでも業界や地元企業への理解を深めてもらい、地元で就職していただければうれしい」と述べたほか、「これからも生徒の進学や就職等に協力していきたい」と話した。