国土交通省九州地方整備局は、2020年度に発生した自然災害への技術的な支援活動や、被災地への復旧・復興に資する資機材の調達等の支援活動を行った一般社団法人日本建設業連合会九州支部と九州防災エキスパート会に感謝状を贈呈した。2月17日に贈呈式を行い、両団体の代表に靍敏信統括防災官が感謝状を手渡した。
日本建設業連合会九州支部は、九州地方整備局管内で地震・大雨等の自然災害及び予期できない災害等が発生した場合、被害の拡大防止と被災施設の早期復旧に資することを目的として、災害時における応急対策業務に関する協定を締結。防災訓練への参加や気象情報の提供等、迅速に体制を構築できるよう連携を図っている。
20年7月豪雨では、発災後、直ちに被災地対応に向けた体制を構築し、国土交通省九州地方整備局の要請により、土嚢袋約20万袋をはじめ、多岐にわたる復旧用資材等の調達及び被災地への輸送を迅速に行い、被災地の緊急復旧に貢献した。
一方、九州防災エキスパート会は、公共土木施設等の整備・管理等について専門的なノウハウを持ち、大規模災害時の被災情報の収集や平常時における異常等の迅速な収集等の支援活動を行う災害ボランティア組織。九州地方整備局とは、自然災害発生時の被災状況の把握や応急対応の助言等の協力体制を構築している。
20年7月豪雨及び台風10号の襲来では、被災した大規模な公共土木施設等の復旧を、迅速かつ確実・効果的に図るべく、これまでに培った豊富な経験と専門的知識により、被災状況の収集・応急対応に関する助言等の支援活動に貢献した。