宮崎県土木施工管理技士会は、２０２１年度土木施工管理技術検定の学科試験に向けた「受験準備講習会」を５月から開催する。受験準備講座は、宮崎県から認定訓練助成事業費補助金を受けて実施する認定職業訓練であり、受講者には一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会のＣＰＤＳ(４２ユニット)を付与する。
２１年度の技術検定試験は、改正建設業法の全面施行に伴う「第１次検定」「第２次検定」への再編後初めての試験。これまでの学科試験・実地試験は、第１次検定・第２次検定に再編され、第１次検定の合格者が技士補の資格を取得できるようになる。１級第１次検定に合格した１級技士補は、監理技術者補佐として現場に配置できる。
このため、１級第１次検定の試験問題には、施工管理を的確に行うために施工管理法の「応用能力」の設問を追加。２級第１次検定にも、これまでの学科試験にはなかった施工管理法の「基礎的な能力」を問う問題を追加する。
技士会が主催する受験準備講習会は、土木施工管理技士の国家資格取得を目指す技術者を対象として、毎年開催しているもの。一般社団法人宮崎県建設業協会が後援する。受講者の合格率向上のため、一般財団法人地域開発研究所のテキストを使用し、経験豊富な講師陣が受験対策のポイントを押さえた講義を集中的に行う。
講習会の開催日程は、▽１級第１次検定(３日間を２回／計６日間)が５月１７日～１９日と５月２４日～２６日▽１級第１次検定実力テスト(２日間)が６月１日～２日▽２級第１次・２次検定(３日間を２回／計６日間)が７月１９日～２１日と７月２８日～７月３０日▽２級第１次検定実力テスト(２日間)が９月１６日～１７日。
講習会の会場は宮崎県建設会館(宮崎市橘通東２－９－１９)。時間はいずれも９時から１７時まで。受講希望者は、技士会のホームページ等で入手できる所定の申込用紙に必要事項を記入し、振込金受取書を添えて、事務局へＦＡＸで申し込む。入金確認後、事前に教材を送付する。申込期限は、１級が４月３０日、２級が７月２日。
また、実地試験の記述問題に対する理解力を身に付けるための問題演習や施工経験記述演習を行う１級第２次検定の受験準備講習は、９月２日～３日と９月９日～１０日の計４日間の日程で開催する。会場は宮崎県建設会館で、時間はいずれも９時から１７時まで。詳細は７月下旬以降にホームページで告知する。
講習会に関する詳細は、宮崎県土木施工管理技士会のホームページで確認できる。申し込み及び問い合わせ先は事務局(〒８８０－０８０５宮崎市橘通東２丁目９番１９号宮崎県建設会館２階、電話０９８５－３１－４６９６、ＦＡＸ０９８５－３１－４６９７)。
《講習の開催案内》