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後期基本計画素案、「健幸社会の実現」目指す 高鍋町

 高鍋町は、町政運営全般の指針と位置付ける「第6次総合計画後期基本計画」の素案をまとめ、ホームページで公開した。計画期間は2021年度から24年度までの4年間。町内在住者等を対象に、3月12日まで素案に対する意見を募集する。

 後期基本計画では、総合計画で掲げる「歴史と文教の城下町たかなべ~対話でつながる豊かで美しいまちづくり~」の実現に向けて、5つの政策分野ごとに前期計画の実績の評価や課題の抽出を行い、これらの課題を踏まえ、計画に反映させた。

 また、新型コロナウイルス感染拡大の防止の視点を踏まえ、国際社会全体の開発目標であるSDGsの目標達成を目指すとともに、「スマートウエルネスシティ」(健幸社会の実現)を重点プロジェクトに位置付け、分野別施策に反映している。

 このうち、SDGsと関連した基本施策では、学校教育や子育て支援の充実、防災体制の整備、農林水産業や商工業の振興、住みよい住環境の整備、上水道の安定供給、汚水処理施設の整備、環境保護や適正な土地利用の推進を図る。

 また、生涯にわたる心身の健康づくりの推進や高度情報化社会への対応、就業機会の確保、歴史と伝統・文化の保護と活用、町民参画によるまちづくりの推進、地域安全対策の充実、広域行政の推進、地域福祉活動の推進に努める。

 一方、重点プロジェクトであるスマートウエルネスシティの実現に向けて、食生活や運動・スポーツ、生きがい、歩きたくなる道路等の整備、公共交通、産業振興・雇用機会の創出、地域コミュニティ、安心・安全といった各分野で、横断的に施策を展開する。