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第五次総合計画案、住みやすいまちを実現 西都市

 西都市は、総合的・長期的視点に立ったまちづくりの方向性や施策を示す「第五次西都市総合計画」の素案をまとめ、ホームページで公開した。計画期間は2021~28年度の8年間。市内在住・在勤・在学者や市内に事業所等を有する法人及びその他の団体を対象に、1月13日から2月10日まで意見を募集する。

 総合計画の基本構想では、市域の特性や市民の意識・ニーズ調査、社会動向や今後の課題を踏まえ、「抜群に住みやすいまち・西都~癒しの風を感じる場所~」をまちの将来像に設定。将来像を実現するため、暮らしの基盤づくりや産業づくり、地域づくり、人づくり、市民協働のまちづくりをテーマに5つの政策目標を掲げる。

 暮らしの基盤づくりでは、適正な土地利用と機能配置の促進、未利用・低利用地の有効活用、広域交通網の充実、市道・林道の整備・長寿命化の推進、生活排水の適正処理の推進、良質な住宅の確保、公園・緑地の充実、情報通信基盤の充実、地域の強靭化の推進、危機管理体制の強化、消防・救急の充実などに取り組む。

 明日の産業づくりでは、各種産業の振興のため、担い手・後継者の確保や農業生産基盤の整備、森林の適切な経営管理、創業支援・事業承継の促進、観光資源の磨き上げを実施。健やかで温かな地域づくりでは、子ども・子育て支援や高齢者支援、障がい者福祉、地域福祉・社会保障の充実のほか、健康づくりの推進に取り組む。

 また、心豊かにたくましく生きる人づくりとして、学校教育や生涯学習の充実、スポーツの振興を図るとともに、歴史・文化が映えるまちづくり、人権尊重のまちづくりに取り組む。市民協働のまちづくりでは、地域人口対策やシティプロモーションの推進、市民本位の行政サービスの提供、健全な財政運営の推進を図る。

 一方、21~24年度を計画期間とする前期基本計画では、各施策目標ごとに定めた前述の基本施策に関して、関連する事業や具体的な取り組み内容を示すとともに、地籍調査事業進捗率や市道改良率、生活排水処理率、市営住宅の住戸内バリアフリー化率、施策による転入者数、市の経常収支比率などの目標値を設定した。