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鳥インフルで埋却作業など支援 県内3地区の建設業協会

      

▲写真は日向市、都農町、都城市での作業の模様

 11月30日から12月2日にかけて、県内3地区の肉用鶏農場で家畜伝染病「高病原性鳥インフルエンザ」の疑似患畜が確認されたことを受けて、宮崎県は各地区で埋却作業や消毒作業を実施。県及び関係団体の職員とともに、県や自治体から要請を受けた日向地区建設業協会、高鍋地区建設業協会、都城地区建設業協会の会員企業も対応にあたっている。

 日向市東郷町や都農町川北、都城市高崎町の肉用鶏農場で、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が相次いで確認された。県は、河野俊嗣知事を本部長とする対策本部会議を開き、移動・搬出制限区域を設定するとともに、県職員らを現地に派遣して防疫措置を実施。3日までに全ての農場で殺処分と埋却作業を終了している。

 日向・高鍋・都城地区の建設業協会は、疑似患畜が確認された農場に会員企業から人員や重機を即座に派遣。オペレーターらが白い防護服に身を包み、敷地内に殺処分鶏を埋却するための掘削作業や埋却支援作業に取り組んだ。移動・搬出制限が解除されるまでの間、各地に設置された消毒ポイントでの消毒作業にも協力する。

 県内各地区の建設業協会で組織する一般社団法人宮崎県建設業協会は、2006年に宮崎県と災害時の応急対策業務等に関する協定を締結。大規模な自然災害等が発生した際、協会の保有する人員や資機材等を投入するなどして、応急対策に協力している。

 ※写真は全て宮崎県提供