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宮崎市に災害時用発電機を寄贈、避難所の安心確保 九電工

          

▲写真は贈呈式の模様

 株式会社九電工は、各地で多発する自然災害を踏まえた地域貢献活動の一環として、宮崎市に災害時用発電機10台を寄贈した。12月1日に上席執行役員宮崎支店長の濵田信仁氏と宮崎支店の三宅義信副支店長兼営業部長、高下健一総務部長が宮崎市役所を訪ね、戸敷正市長に目録を贈呈。戸敷市長からは感謝状が贈られた。

 九電工グループでは、毎年10月を「さわかやコミュニティ旬間」と定め、公共文化施設や福祉施設等の点検を実施。グループならではの特色を生かした設備点検や高所清掃、樹木伐採など、各事業所で地域のニーズに応える活動を展開している。活動は今年で52回目を数え、今年10月に行われた活動には合計1万人が参加した。

 今年は従来の活動に加え、ガスボンベ方式の小型非常用発電機を宮崎市に寄贈した。近年、全国的に地震や台風、集中豪雨等の自然災害が多発していることを踏まえ、自然災害等の影響で避難所での生活を強いられる地域住民の手助けとなるよう、スマートフォンの充電やLED投光器、電気毛布等の非常用電源として活用してもらう。

 1日に市役所で行われた贈呈式で戸敷市長は、災害時に避難所が停電した場合、避難している住民の不安が増幅することを指摘。今回の発電機の寄贈に対し、「公共の福祉の向上に大きく寄与する」と感謝の意を示すとともに、安心できる避難所づくりに向けて、「市民に喜んでもらえるよう、有効活用していきたい」と話した。

 寄贈したガスボンベ方式の小型非常用発電機は、家庭で使用しているガスボンベも燃料として活用できるなど、ガソリン方式と比べて被災時の燃料入手や保管が容易である。宮崎支店の濵田支店長は、「避難所での安心を確保し、電気を必要とされる方々の手助けになれば」と話した。