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第2回研修会もオンラインで 自然豊かな水辺の工法研究会

 宮崎県とNPO法人大淀川流域ネットワークが運営する「宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会」は、新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮し、2020年度の第2回研修会もオンラインで開催する。11月4日7時から6日21時までの間に研修会を受講する。10月21日15時まで受講申し込みを受け付ける。

 研修会は、河川や砂防に関係する行政及び企業の技術者が対象。多自然川づくりに関する全国トップクラスの研究者などを講師に招き、河川の水辺環境に関する知見や技術を習得する機会を提供するとともに、全国的な施策である多自然川づくりの理念やこれを地域に適用するための具体的な方法などを実践的に学ぶ。

 研修では、九州大学大学院農学研究院教授の鬼倉徳雄氏が「河川生態系の保全・再生技術の最前線」をテーマに、九州北部での希少種保全や河川の自然再生、豪雨被災河川の復旧事例を挙げながら、河川管理における目標設定の必要性について講演。また、河口域の生態系の在り方や生態系ネットワークの在り方について解説する。

 一方、国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所の金納聡志所長は、3年間の四万十市役所勤務および在住経験を基に、「流域での勤務・在住経験で見た『四万十川』と人との関わり」をテーマに講演し、日本最後の清流と呼ばれる四万十川の状況や川と人とのかかわり、治水・環境の課題を河川工学者外の目線で伝える。

 受講希望者は、10月21日までに参加申込書を電子メールで送付するとともに、受講料金(3200円)を指定口座に振り込む。講演の動画は、期間限定で特定の者しか閲覧できないように設定して、YouTube上で公開する。閲覧のためのURLを事前に登録したメールアドレスに送付する。

 受講者は、指定様式に手書きで研修内容のレポートを作成し、11月10日までに原則として宮崎県自然豊かな水辺の工法研修会へ郵送で提出する。やむを得ない場合に限り、所轄の土木事務所等に持参することも認める(要事前連絡)。全国土木施工管理技士会と建設コンサルタンツ協会の条件に該当しないため、CPDSの登録はできない。

 詳細はホームページで確認できる。研修会に関する問い合わせ及び申し込み先は、宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会(NPO法人大淀川流域ネットワーク事務局内=〒880-0013宮崎市松橋1丁目36小松排水機場内、電話0985-78-2655、FAX0985-48-8233、メールmizube@oyodo-river.org)。

研修会の開催案内