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一部遊具撤去、芝生広場を整備 青島のこどものくに

 宮交ホールディングス傘下の宮崎交通株式会社(菊池克賴代表取締役社長)は1日、青島地区のこどものくにについて、新たな運営形態により営業を実施すると発表した。既設の一部遊具を撤去し、芝生広場として開放するなど、園内の再整備に取り組む。

 宮崎市青島地区の北側に位置するこどものくには、昭和14年の開園以来、おとなもこどもも楽しめる遊園地として親しまれてきたが、事業としては厳しい運営を余儀なくされ、ここ20年以上にわたり収支が整わない状況が続いている。

 新たな運営形態により事業面での収支を改善し、その運営を持続的なものとすると共に、宮交グループが展開するホテル事業をはじめとした各事業体との連携を図り、青島地区の更なる観光の活性化につなげる。

 具体的には、園内中央部に流れる知福川より海側に設置されている遊具類を撤去し、芝生を敷きつめた自由な空間を整備。イベント開催時以外は一般に開放し、宮崎の緑と太陽と触れ合う、県民及び市民の憩いの場として提供する。

 また、ANAホリデイ・インリゾート宮崎に隣接する空間は、宿泊様をターゲットとした体験ゾーンや、自然と触れ合う憩い・くつろぎの場の提供など、ホテル事業とのコラボレーションゾーンとして活用する。

 既設のバラ園や椿園、睡蓮の池は、宮崎交通創業者である岩切章太郎初代社長の遺志を受け継ぎ、岩切章太郎メモリアルゾーン(仮称)として引き続き運営する。園内にある宮崎市青島パークゴルフ場も引き続き、指定管理者として宮崎交通が運営する。