建設業振興基金は、就職氷河期世代向けの短期資格習得コースを開設し、8月24日から訓練生の募集を開始する。建設業での正規雇用に必要な職業訓練を無料で実施するとともに、資格取得後の就職支援までをパッケージで行う。20~22年度の3カ年で500人以上の訓練生の参加を目指している。
厚生労働省から事業を受託した振興基金が建設業の実施団体となる。35~55歳で直近1年間に正社員として雇用されていない者らが受講の対象となる。
振興基金は無料で職業訓練(座学・実技講習)を行い、無人航空機安全技能証明、JUIDA認定無人航空機安全運航管理者資格、建設業経理事務士4級などの資格を支援。建設企業に無料職業紹介を行う。
職業訓練は、振興基金の中央拠点の他、全国建設産業団体連合会、建設ディレクター協会、けんちく・建設女学校が地方拠点3カ所を設置する。