串間市建設業協会(河野義也会長)は4月23日、串間市建設会館で2020年度「第71回通常総会」を開催した。新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、理事中心で執り行われた総会では、19年度事業及び収支決算、20年度事業計画案及び収支予算案、役員改選案について審議を行い、全議案ともに承認可決された。
挨拶で河野会長は、建設関連予算が安定的に推移している一方、地域間や企業間の格差が広がっていることに言及。「地方の建設業者は依然として厳しい状況に置かれている」と指摘した上で、「関係省庁や関係議員に対して、積極的に会員への受注拡大増加や労務単価の引き上げなどを要望していきたい」と意気込みを語った。
河野会長を議長に選出して行われた議案審議では、19年度事業及び収支決算、20年度事業計画案及び収支予算案、任期満了に伴う役員改選などの各議案を慎重に審議し、全議案を満場一致で承認可決した。このうち、任期満了に伴う役員改選では、会長に河野義也氏、副会長に吉田一徳氏と畑山典秀氏を選出した。
また、20年度の事業計画では、関係機関に対して東九州自動車道(日南~串間~志布志)の早期事業化、会員優先受注の促進、最低制限価格の引上げを要請していくほか、安全管理体制の確立を目的とした安全推進大会及び安全パトロールの実施、技術力向上を目的とした講習会などに取り組むことを確認した。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=河野義也(松浦建設)
▽副会長=吉田一徳(吉田建設)、畑山典秀(畑山建設)
▽理事=津曲俊朗(津曲建設)、津曲道孝(大平開発)、池島正浩(大洋建設)、有嶋由紀夫(有嶋建設)
▽監事=増田健雄(増田建設)、山内浩樹(山内建設)
▽顧問=谷口光秀(谷口組)。