▲贈呈式の模様
建築物の衛生・環境・設備管理や環境衛生製品の開発・販売等を手掛ける株式会社三洋環境社プランナー(檜垣徳仁代表取締役、宮崎市)は、医療分野等で活用できるN95マスク1000枚を宮崎市に寄贈した。4月13日、檜垣社長が宮崎市議会の中村鉄平議員らとともに宮崎市役所を訪ね、戸敷正市長にマスクを手渡した。
同社は、「安全と衛生」を基本とした環境を実現するため、施設内の衛生レベルを無人・自動で安定的にコントロールできる管理システムの提供や、病院等の感染防止対策に係る調査・施工、衛生害虫駆除などを行っているほか、建築物の清掃・メンテナンスや各種設備の管理、抗菌砂及び衛生焼砂の製造などに取り組んでいる。
業務で使用するマスクの入手が困難な時期があったことから、同社では業務で使用するマスクや薬剤を備蓄していた。新型コロナウイルス感染症の影響で、マスクをはじめとする衛生製品が不足している現状を鑑み、病院内で働く医師や看護師等の安全を確保してもらおうと、備蓄の中からマスク1000枚を市に寄贈した。
寄贈されたN95マスクは、紫外線殺菌灯等と合わせて使用することで、長時間にわたって活用可能という。贈呈式で檜垣社長は、「市民のために役立ててもらえれば」と挨拶。戸敷市長は、「貴重なマスクを提供いただき、とてもありがたい。医療関係をはじめ、不足している部分に供給していきたい」と感謝の意を示した。
寄贈されたマスクは、公益社団法人宮崎市郡医師会に譲渡し、医療現場で働く医師や看護師等の安全・安心の確保のために活用する予定でいる。