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車録Pro』をツクイへ納入、介護送迎車3000台に R&S

 オリエンタルコンサルタンツホールディングス(野崎秀則代表取締役社長)の子会社であるリサーチアンドソリューション(福岡市、美濃部直樹代表取締役社長)は、事故削減・安全運転分析支援サービス『車録Pro(シャーロックプロ)』を、ツクイ(横浜市、髙橋靖宏代表取締役社長)がデイサービスなどに使用する送迎車約3000台に順次納入する。

 リサーチアンドソリューションが開発した『車録Pro』は、これまで主として企業の営業車両やトラック向けに提供していたが、介護事業における安全運転の基準は通常の商用車とは異なるため、ツクイと同社の子会社であり、福祉業界向けに車両をリースしているツクイキャピタル(東京都、野嶋義和代表取締役社長)と共同して介護事業送迎車の安全管理ニーズを分析。

 その上で、DeNA(東京都、守安功代表取締役社長兼CEO)が提供するAIを活用した商用車向け交通事故削減支援サービス「DRIVE CHART(ドライブチャート)」のシステムと、リサーチアンドソリューションが提供するシステムを組み合わせて『車録Pro(シャーロックプロ』を開発した。

 具体的には、ドライブレコーダーに記録された運転者ごとの動画データに基づき、個々の運転特性や改善点をまとめたレポートを作成。それらを管理本部や各拠点へフィードバックする機能を介護事業の現場に即したものになるように改めた。

 運転者の安全で快適な運転環境整備と、車両管理業務プロセスの最適化の支援を目的としたアウトソーシングサービスを提供しているリサーチアンドソリューションは、2013年からドライブレコーダーを活用した事故削減・安全運転分析支援サービス『車録』の提供を開始。『車録Pro(シャーロックプロ)』は、19年12月から販売を開始していた。

 他方、DeNAは19年6月にAIとIoTを活用した商用車向け交通事故削減支援サービス「DRIVE CHART」の提供を開始していた。