林野庁九州森林管理局は、熊本県からの要請で実施していた「阿蘇地区特定民有林直轄治山施設災害復旧等事業」が完了したことに伴い、当該工事を受注した宮崎県内5社を含む11社に感謝状を贈った。3月2日に九州森林管理局で贈呈式を行い、原田隆行局長が出席した各社の代表らに感謝状を手渡した。
2016年4月に発生した熊本地震では、熊本県が管理する治山施設が山腹斜面の崩壊土砂で埋没し、損壊等の被害が発生。熊本県知事から要請を受けた九州森林管理局は、阿蘇市及び南阿蘇村の17区域に所在する治山施設の復旧を国直轄で実施し、19年12月までに全ての区域の工事が完了した。
2日の贈呈式では、甚大な被害が発生した阿蘇地区に於いて渓間工や山腹工に取り組み、被災した施設を早期に復旧することで、地域住民の安全・安心の確保に貢献したことを原田局長が称え、施工を請け負った11社に感謝状を贈った。
施工業者は、▽九州緑化施設株式会社(熊本市)▽清川産業株式会社(豊後大野市)▽小牧建設株式会社(鹿児島市)▽大政建設株式会社(熊本市)▽株式会社坂下組(小林市)▽昭和建設株式会社(球磨村)▽株式会社山崎産業(延岡市)▽岩田建設株式会社(美里町)▽木田建設株式会社(高千穂町)▽吉原建設株式会社(都城市)▽第一建設株式会社(宮崎市)。