宮崎県県土整備部は、浸水被害軽減に向けた河川内の掘削工事に伴う土砂の受け入れ先を公募する。公共事業で活用する予定がない土砂の受け入れ先を広く募り、工事の円滑な実施や資源の有効活用、工事経費の縮減を図る。
応募できるのは、2021年3月までに埋立地の造成等を予定している土地の所有者、または賃借者。賃借の場合は所有者の同意が必要となる。土砂の搬入費用は無料。大型ダンプトラック(10㌧車)での搬入を予定している。
主な土地要件は、▽受け入れ先が各土木事務所管内に所在する▽埋立(盛土)土量が約1000m3以上(土木事務所ごとに異なる)▽土質に関係なく受け入れ可能▽搬入時期を問わない▽搬入土の整地(押土)しか行わない―など。
募集締め切りは21年3月25日まで。建設発生土の受け入れ調整が整った時点で受け付を完了する。現地立会やヒアリングで運搬距離、土地の形状、周辺の状況、関係法令等を調査・確認したうえで、候補地を選考する。
公募の詳細は宮崎県のホームページで確認できる。応募窓口は、▽小林土木事務所▽高岡土木事務所▽西都土木事務所▽高鍋土木事務所▽日向土木事務所▽延岡土木事務所▽西臼杵支庁の河川砂防担当または河川担当。
公募に関する問い合わせ先は、宮崎県県土整備部河川課水政担当(電話0985-26-7184)。