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清武~北郷に最大54億、20年度事業計画 九地整

 国土交通省九州地方整備局は2月21日、九州各県及び政令市等に「2020年度政府予算案に関する事業計画等」を通知した。県内の直轄事業では、東九州自動車道清武JCT~北郷に最大で54億円程度、国道218号高千穂日之影道路に最大で15億円程度、国道10号都城道路Ⅱ期に最大で32億円程度、大淀川水系砂防事業に最大で19億円程度を充てる予定でいる。

 九州地方整備局が21日付で通知した20年度の事業計画等は、20年度政府予算案に盛り込まれた直轄事業等について、河川、道路、港湾、空港等の各事業ごとに20年度の事業予定箇所や事業進捗見込み(必要事業額)を示したもの。

 河川事業では、天下地区の防災ステーション整備や野田地区の河道掘削等を行う五ヶ瀬川改修に最大で約7億円、高城地区の河道掘削等を行う小丸川改修に最大で約4億円、八重川地区の築堤や樋門新設、新地地区の法尻補強等を行う大淀川改修に最大で約18億円、向江地区の法尻補強等を行う川内川改修に最大で約6億円(県内分)を充てる。

 また、霧島連山の防災対策として取り組む大淀川水系砂防事業には最大で約19億円を投入し、荒襲川・丸谷川・湯之元川・高崎川砂防施設群や渡司川第1砂防堰堤等の整備に取り組む。宮崎海岸侵食対策には最大で5.6億円を投入し、養浜工等を推進する。

 道路事業では、清武南IC~日南北郷ICの22年度開通を予定する東九州自動車道清武JCT~北郷に必要額として最大で54円程度を投入し、調査設計や用地補償、改良工、橋梁床版工、トンネル付属物工を推進する。日之影深角IC~平底交差点の21年度開通を予定する高千穂日之影道路には、必要額として最大で15億円程度を投入し、調査設計や用地補償、改良工、橋梁上部工、トンネル付属物工等を推進する

 また、21年度に乙房IC~横市ICの開通を予定する都城道路には、必要額として最大で18億円程度を投入し、調査設計や用地補償、改良工、橋梁上部工を推進する。都城道路Ⅱ期には最大で32億円程度を投入し、調査設計、用地買収及び用地補償、改良工、橋梁下部工、橋梁上部工を推進する。

 このほか、調査設計を推進する五ヶ瀬高千穂道路に最大で7億円程度、用地買収等を推進する日南・志布志道路に最大で9億円程度、調査設計を推進する油津・夏井道路に最大で3億円程度、日南防災(北区間)に最大で7億円程度を投入。県内国道で実施する交通安全事業や電線共同溝事業に、総額で最大18億円程度を充てる。

 港湾事業では、23年度を目途に完成を目指す細島港外港地区防波堤整備事業(南沖防波堤)に最大で4億円程度を投入する。宮崎空港整備事業には最大で22.1億円程度を投じ、耐震対策や滑走路端安全区域の整備等に取り組む。

宮崎県内の2020年度直轄事業計画