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本県から原田氏と長野氏を認定 日本溶接協会マイスター

 一般社団法人日本溶接協会(JWES)は、優秀な溶接技能を有し、技能教育等を通じて溶接業界に貢献のあった者を顕彰する「日本溶接協会マイスター」に、本県の原田芳男氏(株式会社アキタ製作所)と長野秀樹氏(有限会社山田工業)を含む24人を認定した。1月7日に宮崎県の河野俊嗣知事を表敬訪問し、今後の豊富などを語った。

 日本溶接協会マイスター制度は、優れた溶接技能を持つ者のプレゼンスを高めるとともに、溶接教育を拡大し、技能伝承の強化と溶接品質の向上を図ることを目的として、今年度に創設したもの。各地区の企業や協会等から推薦された溶接技能者らを対象に、マイスター審査・認定委員会が審査を行い、協会理事会で認定者を決定した。

 審査では、客観的に評価ができる高い溶接技能と溶接業界への顕著な貢献活動実績を有するマイスターに原田氏と長野氏を認定。また、マイスターの候補者で、十分な溶接技能を有し、更なる溶接業界への貢献活動を期待する準マイスターに小野毅氏(株式会社池上鉄工所)を認定し、昨年11月に開いた会合で認定証を授与した。

 7日に県庁を訪ねた3人は、知事との歓談で自己の技術の研鑽や後進の育成に取り組む考えを示し、これに対して河野知事は各氏の更なる活躍に期待感を示した。日本溶接協会では、マイスター及び準マイスターの認定者に対し、溶接技能者教育や各地域での若年者教育、溶接の更なる普及に活躍することを期待している。