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優先交渉権者に岩切設計を特定 小戸保育所設計プロポ

 公募型プロポーザル方式で「小戸保育所整備事業に係る基本・実施設計等業務」の受託候補者を選定していた宮崎市は、優先交渉権者に岩切設計を特定した。小戸保育所新園舎新築工事に関する基本設計・実施設計業務一式を委託する。業務の履行期間は2020年7月31日まで。提案限度額は2697万5000円(税込)とする。

 老朽化が進む小戸保育所の園舎を建て替える計画。既存の小戸保育所を稼動させながら、隣接する旧小戸母子生活支援施設跡地に新園舎を建設する。新施設の延床面積は約1000m2で、構造・階数は指定しない。利用定員は100人程度を想定するが、弾力的な施設の運用に対応するため、120人まで受入可能とする提案を求める。

 所要室は、保育室や調理室、ランチルーム、事務室、会議室、屋外設備など。工事参考額は約4億円。事業スケジュールでは、旧小戸母子生活支援施設解体工事を12月上旬~20年3月下旬、新園舎建設工事の入札・契約手続きを20年12月上旬~21年3月中旬、新園舎等建設工事を21年3月下旬~22年2月に行う予定でいる。

 市は今年9月、公募型プロポーザル方式で施設整備に係る設計業務を告示。書類審査を通過した4者を対象にヒアリング審査を実施し、最も評価点の高かった岩切設計を受託候補者(優先交渉権者)に特定した。