▲写真は現場見学会の模様
一般社団法人宮崎県電業協会(牛島宏会長)は11月13日、県立日向工業高等学校の生徒を対象とした現場見学会を開催した。電気科に通う1年生32人が、日向市新庁舎の屋上受変電設備や非常用発電、幹線ケーブルラック、電源配給設備などを見学した。
見学会は、日向市新庁舎の防災機能に加え、木材の活用や市民の利用に配慮した計画の特徴を学ぶとともに、庁舎の電気設備や施工等に係る知識を習得することで、電気工事業に対する理解を深め、将来の職業選択の参考にしてもらおうと企画・開催したもの。
同校で行われた開会式で日向支部の和田均支部長は、電気に様々な種類や役割があり、人が生活していく上で必要不可欠であることを強調。見学会で学んだことを今後の勉強に役立ててもらい、電気工事業に対する理解や関心を深め、将来は社会インフラの担い手として活躍してもらうよう呼び掛けた。
続いて、新庁舎の電気設備工事を施工した九電工鹿児島支店電気技術部の梅原一樹氏が、新庁舎の電気設備の概要について説明。その後、生徒達はバスに乗って新庁舎へと移動し、日向市資産経営課資産管理係課長補佐兼資産管理係長の西田豊氏から新庁舎の整備概要について説明を受けた。
その後、屋上の受変電設備、非常用発電、幹線ケーブルラック、電源配給設備、EPS内収納設備、災害対策本部室等を見学。担当者の説明に耳を傾けながら、興味深く設備の仕組みや構造を観察した。生徒の代表は「資格取得に挑戦し、将来は日向市で活躍できる工事士になりたい」と意気込みを語った。