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11月26日に実施設計の入札 県庁本館他消防設備改修

 宮崎県営繕課は11月26日、指名競争で「県庁本館他消防設備改修工事実施設計業務委託」の入札を執行する。本館や付属棟、1号館(議会棟含む)の消防設備改修に係る実施設計業務を委託する。消防設備の範囲は、自動火災報知設備、誘導灯設備、非常用放送設備。場所は宮崎市橘通東で、委託期間は100日間を予定する。

 対象建築物は、①県庁本館=RC造地下1階地上3階建延べ1万0143m2②附属棟=RC造3階建延べ1486m2③県庁1号館=SRC造地下1階地上9階建延べ1万8236m2。既存設備の現況を調査し、耐用年数を経過しているものや大規模修繕を必要とするもの、保守点検で指摘を受けているものを新規設備に取り替える。

 自動火災報知設備の範囲は「受信機・副受信機・感知器・発信機・ベル・表示灯・非常警報複合装置・消火栓起動装置及び配線一式」、誘導灯設備の範囲は「誘導灯・配線一式・誘導標識」、非常放送設備の範囲は「スピーカ・音量調節器・配線一式」。自動火災報知設備と誘導灯設備の配線一式は、既設流用を前提に検討を行う。

 このうち①と③は既存防火対象物に対する改正法令の適用除外であり、既設消防設備に現行基準が適用されていないが、設計にあたっては現行基準を準用し、各部屋・共用部に新規設備設置の検討を行う。また、③は別途発注している改修設計業務の受注者と協議を行い、執務室間仕切り変更の影響を踏まえた検討を行う。

■県庁1号館他改修設計、ごとう計画・設計が落札

 宮崎県営繕課は11月13日、指名競争で「県庁1号館他内部改修工事実施設計業務委託」の入札を執行し、ごとう計画・設計が350万円で落札した。県庁1号館(1・3~9階)、県庁3号館(1~6階)、県庁4号館(2~4階)の間仕切り壁の撤去・新設及び天井仕上材の部分補修に係る実施設計を委託する。

 場所は宮崎市橘通東で、委託期間は120日間を予定。税抜の予定価格は427万3000円だった。入札の指名業者は、ごとう計画・設計、岩切設計、コラム設計、益田設計事務所、宮崎設計、別当設計の6社。

 なお、11月26日には指名競争で「県庁1号館電気設備改修工事他実施設計業務委託」の入札を執行する。前述の執務室間仕切り変更に伴う電気設備改修工事や空調設備改修工事のほか、県庁1号館空調機械室空調設備改修工事に係る実施設計を委託する。場所は宮崎市橘通東で、委託期間は114日間を予定している。